変な弓の変なカスタマイズ物語 8
古い塗装の剥離、足付けが終わると、次は塗装です。
脚立にハンドルをぶら下げて準備します。
一般的には、最初にシーラーやプライマーを塗るのですが、今回はサビの上からでも塗れるスプレーを使うので、いきなり塗装に入ります。
この方法で、どれくらいの耐久性が出せるかの実験でもあります。
1回目の塗装が終わりました。
これはシリコン系のスプレーで、ウレタン系に次ぐ耐久性のある強力な塗料です。
仕上げのザラつき感を出すために、吹き付け方にコツが必要です。
裏表、上下を入れ替えながら、重ね塗りします。
全部で8回塗りました。
3日後くらいに、仕上げのクリアスプレーを吹きます。
高耐久の塗料で、4回重ね塗りしました。
塗装の完成です!
完全に硬化させるために、1週間ほど放置します。
うまくザラつきのある仕上げになりました!
腐食で凹んでいた部分も、ザラつき塗装で隠れました。
まるで新品のような仕上がりです!!
これで塗装は終わりです。
参考までに、ハンドルの再塗装を請け負うとすれば、コンパウンドで数万円以上になりそうです。
リカーブならハンドルの構造が単純であれば、弓の分解、組み立ての手間もないので、2〜3万円くらいですね。
ただし、いくら強力な塗料を使っても、焼付塗装より硬度や耐久性は劣るので、おすすめできません。
あくまでも変な弓の人体実験ならぬ弓体実験です・・・。