モグラとの果てしなき戦い 1

 サウンドタイムスタジオ建設物語の前に、モグラとの戦いを振り返りたいと思います。

スタジオ造成時にも出てくる話で、モグラを撃退した貴重な体験でもあり、その記録にもなりますので。

引っ越して3ヶ月が経過した頃、家の周辺にモグラが出没するようになりました。

モグラが顔を出すのではなく、モグラが巣を作る過程で出る土の山があちこちにできるのです。

あまり気持ちの良いものではないので写真は少ないですが、こんな感じの土の山です。


これが家の周辺にポツポツとできるようになり、多い日では3個くらいできました。
モグラが巣を作るのは夜で、朝になったら山ができているのです。

山を発見したら、すぐに踏み潰します。
すると、翌日には別のところに山ができるという繰り返しでした。


これでは収まらないので、対策を調べました。
まずはペットボトル風車です。

風車が回ると振動が地面に伝わり、モグラが逃げるということでした。
風が吹くと、勢いよく回ります。

この写真の右側の草むらが、後のサウンドタイムスタジオです。


その風車の効果は・・・、全くありませんでした…
はっきり言って、何の効果もありません。


次の対策は、モグラたたきではなく、モグラ落としです!
モグラの通路の下に容器を置き、そこにモグラが落ちるという仕掛けです。


そのモグラ落としの効果は・・・、全くありませんでした…
モグラは賢い生き物のようで、何度やってもモグラは落ちていませんでした。


その次の対策は、筒状のモグラ捕獲器です!
市販のモグラ捕獲器を買って設置しました。

筒の中に仕掛けがあり、モグラが中に入ると出られなくなります。


こうしてモグラの通路に設置します。
ちょうど2本の通路が並行しているところを見つけたので、そこに設置しました。

ただ通路を見つけて穴を掘って、モグラ捕獲器を置くだけではありません。

モグラは臭いに敏感らしく、人間の臭いが少しでもすると、寄り付かなくなるらしいです。

そこで、捕獲器を触るときはビニール手袋をして、中から外まで土をこすり付けます。
こうして、人間の臭いを消すのです。

これらは、モグラ捕獲器の説明書にも書いてありました。
そして、土を埋め戻します。

翌日、注意深く掘り返してみると、な、な、なんと、捕獲器を迂回する通路ができていました。

通路を通ってきたモグラが捕獲器に気づき、その部分だけ新たな通路を掘って回避したのです。

さすがに、これには驚きました。

同時に、モグラとの戦いの先が見えなくなり、お先真っ暗になったのでした。

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