幻の甲西アーチェリー場はここだった!

射場移転前に書こうと思っていたら、一足先に代表がブログに書いたので、機会を逃してお蔵入りになりかけたネタです。

【いざ石部店へ!】Part2 〜甲西アーチェリー場の振り返り〜


約3年前に甲西アーチェリー場はオープンしたのですが、当初の予定はここでした。


廊下程度のスペースしかありませんが、平和堂から最初に提案されたのがこの場所だったのです。

18mはありますが、同時に射てるのは数人程度です。
掃除は楽でしょうが、かなり狭いですね。
弓を組み立てる場所すら苦労しそうです…

当時は大した実績もなく、どこの馬の骨かもわからない会社が、スーパーにアーチェリー場を開設するという前代未聞の話です。

テナントに入居する立場とはいえ、大企業と契約できるのですから、それだけで十分と思っていました。

それが、あれよあれよという間に、3階のど真ん中になったのです。
これは理事長の交渉力と、思いや熱意が平和堂に通じたのでしょう。

ずーっとここだったら、今はどうなっていたでしょうね?


でも、普通はこれが現実です。

テナントに入居するには、大きく2つの壁があります。
コンパネの壁は矢が簡単に貫通しますが、2つの壁はそんなもんじゃありません。

まずは、アーチェリー場という壁です。

日本全国を見渡しても、スーパーにアーチェリー場がある前例はないので、「アーチェリー場?ムムムムムッ?」となります。

アーチェリーショップならともかく、危険が伴うイメージがありそうなアーチェリー場となると、それだけで敬遠されがちです。

今でこそテナント側から入居のオファーがありますが、それは年単位の運営実績と、代表とメンバーの全国優勝などの競技実績、そして多数のメディアに取り上げられているからです。

何もないゼロから入るのは、とても難しいのです。


そして、さらに大きな壁は費用です。

スーパーのテナントは、それなりに売れる商品を扱っている店が入ります。
言うまでもありませんが、面積が広くなるほど家賃は高くなります。

売上が低い創業期や小規模事業者が入居するとなると、どうしても面積が小さくなります。

さらに、保証金などの初期投資も必要で、狭いテナントでも現実的には厳しいのです。

よって、上の写真の場所が甲西アーチェリー場でもおかしくないですし、この2倍くらいの面積が石部アーチェリー場でもおかしくないというか、規模的には普通と言えます。

この壁を撃ち抜き、理想に近い環境を得るには2つのポイントがあります。
矢の先のポイントは誰でも簡単に買えますが、2つのポイントはそんなもんじゃありません。

まずは、経営者としての実力です。

実力がなければ壁は破れませんし、そもそも事業が成立しません。
交渉力や提案力、コミュニケーション力、資金調達力など、経営者にとって必要な力を全部合わせた「実力」が必要です。

そして、テナント側の協力です。

いくら経営者の実力があっても、平和堂の協力がなければ実現しませんでした。
「まあ、アーチェリーは初めてだけど、一度やってみましょう」という程度の協力ではなく、甲西中央店の店長、本部担当者の強力な協力があったからこそ、あの環境が実現したのです。



これらを考えれば、石部アーチェリー場は前より狭いとか、エレベーターがないとか、下りエスカレーターがないとか、雨に濡れるとか、3階にトイレがないとか、ゴキブリが出るとか、そういうことは言ってられませんね!

甲西が良すぎただけに、どうしても見劣りする部分はありますが、今の事業規模からすると十分に良い環境と言えます。

ただし、これで満足する掃除係長、じゃなくて代表というか理事長ではありません!
すでに次の構想があり、正会員とともに具体的に決めていくようです。

どんな展開が繰り広げられるのか楽しみです。

掃除係長としては、そういう話についていける脳ミソがありませんので、とりあえず、ぬかミソか何かを補充したいと思います。

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