変な弓の変なカスタマイズ物語 4

 コンパウンドを休止して少し経った頃、翌年度よりベアボウが全日のターゲット競技に入ることが決まりました。

ベアボウの競技者は非常に少ないので、「もしかしたら、コンパウンドより可能性があるかも?!」という非常に甘く、ナメた考えが沸き起こりました。

そして、冬から素引きをスタートしました。

甲西アーチェリー場で4回ほど練習し、4月に愛荘町アーチェリー場の屋外練習会へ。

初の50mにしては意外と当たっていたので、代表の許可も下り、2週間後の試合に出ることにしました。


滋賀のベアボウは初です。

そのため、完全にベアボウの存在を忘れられていました・・・。

的のセッティングが終わりかけた頃、忘れられていることに気が付きました。

そして、このような的の位置になりました。


左の19番がベアボウです。
まさか、こんなことになるとは思いませんでした。

出場は私だけで、すぐ後ろには本部のテントがあります。
テントと審判の足がギリギリ写っている写真です。


初のベアボウなので、数名の審判団が注目しています。
「ベアボウはどうのこうの…」という話し声も聞こえます。

2週間前に50mを射ったばかりで、まだ2回目の初心者丸出し状態…

そんな状況ですので、強烈なプレッシャーでした。


結果は、524点でした。

全日の申請ラインが550点なので物足りませんが、この状況を考えれば悪くありません。

次は簡単に出せると、この時点ではベアボウをナメていました。

泥沼にハマると思わずに・・・。


・・・気がつけば、変な弓の変なカスタマイズの話ではなく、試合の話になっていました。

まあ、コンパウンドの初試合と並んで印象に残る試合だったので、これで良しとしましょう!


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