スタジオ建設物語(25)重低音の防音をどうするか

防音については、かなり調べました。

問題となるのはドラムやベースの低音です。
ドラムが一番問題になりそうですが、それよりもベースの重低音が問題でした。

この重低音は、金属やコンクリートなどの質量が高い物しか遮断できないのです。

グラスウールや木材などの軽い素材では、何の役にも立たないことがわかりました。
しかも、隙間なくスタジオを囲う必要があります。

鉄やコンクリートの壁を造るには、予算が全く足りません。

そうなると、コンクリートブロックしかありません。



コンテナの右端に見えるのは、換気扇のダクトです。
業者のミスか何かわかりませんが、ここの防音がないのも問題でした。
換気扇の奥はコンパネ1枚のみで、音がダダ漏れなのです・・・。



とりあえず、仮にブロック塀工事を進めることにしました。

スタジオの奥の砂利を掻き出します。



基礎の砂利をキレイに取り去ります。
これは重要で、この地面が歪んでいると、壁が全部歪んでしまいます。



得意の畦波を敷きます。



ブロックを積んでみます。
交互に組み合わせ、厚さ40センチの防音壁を造る計画です。



ただ並べるだけでなく、穴はすべて砂利か土で塞ぐ必要があります。


コンクリートブロックは気泡があり、穴を完全に埋めることはできませんので、コンクリートの壁より防音性能は落ちます。

そのため、厚さでカバーするしかありません。

さらに、1面だけでなく、屋根も入れて4面をブロックで囲う必要があります。
全面は事務所プレハブですので、そこの防音も考えなければなりません。

思いつきや勢いでできるものではありませんので、かなり考えました。
壮大な工事になるため、なかなか結論は出せませんでした・・・。


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