スタジオ建設物語(10)事務所基礎工事1
いよいよ事務所工事がスタートします!
ここからの工事は、全て掃除係のみで行っています。
(どうでも良いことですが、厳密には、当時は掃除係という名前ではありません)
まずは、事務所の基礎工事です。
穴を掘っていきます。
モグラのように思いつきで掘るのではなく、寸法をきっちり測って場所を決めてあります。
道路から見て左手前の基礎部分です。
ここは地盤が一番軟弱なので、基礎の下が重要です。
手前のガタガタのコンクリートは、家の裏に捨ててあった大きなU字溝の破片です。
こうした物も活用するのが掃除係のこだわりです!
上に乗せてあるのは、家にあったコンクリート溝蓋です。
この上にU字溝を載せて蓋をします。
蓋が小さいのは、家にあったのを流用しているからです。
そして、針金で固定します。
スタジオ工事で業者がやっていたように、普通は穴を掘って型枠を組んで、コンクリートを流し込んで基礎を作ります。
それは大変なので、いかに簡単に強度のある基礎をつくるか考えて、U字溝を使う方法を思い付きました!
おそらく、こんな方法で基礎工事をするのは、私くらいでしょうね。
この部分の基礎だけでも、結構な時間を要しました。
中には鉄筋(メッシュ)を入れます。
コンクリートの量を減らすために、コンクリート片を入れます。
中はこんな状態です。
基礎の位置や高さは水糸を張って決めます。
当然ながら水平器は必須です。
掃除係員は、必死の形相で砂利を運びます。
全て手作業です。
コンクリートを流し込み、表面を仕上げて完了です。
これで道路側の基礎3個が完成しました。
次はスタジオ側の基礎です。